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2013年4月26日 (金)

ほっと安心

きのうの記事の写真に説明をつけました。暇な時にでもみて下さいね♪

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今日は、訪問医の先生が初めていらして下さいました。

母との対応も言葉を選んで、とても優しくして下さるいい先生で、ほっと安心しました。父の時は、まだ近くに訪問医の先生はなく、遠くからいらして貰うようだったのが、最近近くに出来て便利になりました。それでもまだまだ訪問医の先生の数は少なく24時間対応の訪問医は大忙しで大変そうです。

物事には、色んなステージがあり、ステージが変化する時、戸惑うことが多いですよね。

ちょうど先月、母の食がとても細くなり、何を作っても食べなく、どうしよう~ このままじゃ死んじゃうじゃない~ と、色々しんどさを感じていた時、高橋先生の写真のギャラリートークの催しで久しぶりにUさんに出会ったのです。「おかあさん、どう?」会うなり聞かれ、「私ね、エンディングセミナーに行ってきたのよ。」とのこと。

大往生したけりゃ医療とかかわるな (幻冬舎新書)

そのセミナーとは、「大往生したけりゃ医者とかかわるな。」の著者 中村仁一先生のセミナーとの事。「食べないならあげない方がいいみたいよ。」 「うーん、そう言われても・・・私もその本読んで、そう思ったけど・・・現実にそういう状態になってみると、身内に食べさせないのは難しいよね・・・無理強いするつもりはないけどね。」と、その時は答えました。

人に言うのは簡単で、姉に 「食べないなら無理に食べさせなくてもいいよ。誤嚥すると大変だし・・・」何て、簡単そうにいい(きっと、自分に言い聞かせてたんですね。) 姉の返事も・・・「うーん、難しいよね、食べないと死んじゃうじゃない。」でした。

でも、あの時のUさんとの出会いは、とても大事な出会いでした。

ワンステージ変化した母を受け入れる為にとてもとても大事な出会いでした。

心のどこかにあった、食べさせないと殺すような気になる・・・罪の意識が少しずつ消えていきました。本を読んで頭で分かっても、なかなか難しい部分でイライラしてました。食べてほしいからこんなに頑張ったのに、これも食べれないの~!なんて、叫んだり泣いたりした日もありました。だって、まだまだ表面は元気でニコニコしてるんですものね。頑張ってよ!なんて変なこと言ってしまたりね。。。

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結構、私の周りには自然に送ったのよ。という人がいて、その話も聞くことができました。特に ネパールでのおじいちゃんの死の迎え方を見て、そのあまりの自然さに感動すら覚えたという方の話も聞くことが出来ました。縁側に座るおじいちゃんの横に食べるものを置いて、家族は普通に仕事に出掛ける。。。留守中におじいちゃんが自分で食べれなくなったら、それで死を迎える。特に変わったことではない。その感覚。変な方向に進み過ぎた老人医療どっぷりの日本人は、失ってしまった何かを思い起こさなくてはならない気がします。

新しいステージで少し力を抜くことができ、私も外に出始めました。食べさせなくちゃという無理な気持ちがなくなった分、楽になりました。ストローで一口飲むのが精いっぱいなので、もちろん、一日中飲ませてはいるんですが・・・母の一番楽なようにして、笑顔が一番ですものね。冗談を言って、手を取り合って笑える日を大切にしたいです。

「僕も最後の点滴は必要あるのだろうかと考え始めました。自然に楽に行きましょう。 本人が苦しまないのが一番だと思います。何かあったら救急車を呼ばずに僕に連絡してください。」 先生にもそういって頂き、同じ考えを持つお医者さんに出会え、今日は本当にホッとしました。

いい出会いが出来、この先生にならお任せできると確信できたいい日でした。

出会いを頂けた日に感謝です。

今日は、いい出会いの日でした。疲れたので寝ますとだけ書くつもりがだらだらとかいてしまいました。

読み返さず寝ます。

おやすみなさい。

では

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