ミヤマツチトリモチ
学名: Balanophora. nipponica Makino
和名: ミヤマツチトリモチ
ツチトリモチ科ツチトリモチ属(一属だけ)
日本固有種で、本州(秋田県・岩手県以南)から九州南部までの山地に分布。
一昨日、三頭山で見たミヤマツチトリモチをまとめてみました。
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ツチトリモチ科(Balanophoraceae)は、一見キノコに似ているが、菌類ではなく、双子葉植物である。新エングラー体系ではツチトリモチ目に、クロンキスト体系ではビャクダン目に属しているが、APG植物分類体系では「分類未確定」になっている。寄生性の植物からなる一群である。 ウイキペディアより
なんと、きのこでなく双子葉植物なんですね。
それも寄生植物。
他の植物から、ちゃっかり栄養をもらっているという事。ま、他人に頼って生きているやつという事ですね。自立せずに一生生きていけるならそりゃ楽だぁ!
誰に頼っているかというと、主にカエデ類やシデ類の植物に寄生するようです。
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アルパインツアー ネイチャリング倶楽部 花の観察会ツアーのHPで、奄美大島にユアンツチトリモチを見に行こうというツアーが紹介されてました。その時に見たのが、この子に似た赤い頭のユアンツチトリモチ。瞬間的に思いましたね。「なんじゃ?この子。わざわざ奄美大島にこの子を見に行くの?」 スミマセン、どうも植物を子どもと呼んでしまう癖が・・・この時にはその心境が理解できませんでした。
しかし、一昨日を境に行きたくなりました奄美大島。
変わった子ほど面白いってわけです。
それも、写真を撮ったり、色々観察してると親近感がグーンと湧くんですよね。
また、行きたい所が増えましたぁ~ 奄美大島・・・また夢が膨らみます♪
さて、下の黄色っぽい色の部分が葉です。草丈は8~14センチ。雌雄異株なのだそうですが、まだ雄株は発見されてません。
ツチトリモチ属は、世界に約80種が知られ、アジア、マダガスカル、オーストラリア、ポリネシアに分布し、日本では、7種類の生育が確認されているそうです。
この下を掘っていくとどんなかというのは、このHPで紹介されてました。→***
拡大写真はこのHPで見せてもらいました。→***
雌だけで増えているなんて、ますます変ですよね~♪
ますます興味津々だわ~~~
では
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コメント
茨城県北茨城市にもミヤマツチトリモチは見られます。
ミヤマツチトリモチを初めて見たときには,キノコのように見えました。
そう思われてしまうので,下の鱗片葉も見えるように土を掘って写しました。
もっと生育しているはずだと思いながら,周りの木の根元を探しましたら
予想通り見つかりました。
雌株だけで種子をつくると知り驚きました。
投稿: itotonbosan | 2013年12月23日 (月) 09時14分
itotonnboさま
はじめまして
コメントありがとうございます。
海外へ出ていたのでお返事遅れて申し訳ありません。
さっそくitotonnboさんのブログも拝見させて頂きました。
植物も色々載せていらっしゃるので、また訪れて勉強させて頂きます。
ミヤマツチトリモチ、面白いですね。
雌だけで種子を作るなんて…
投稿: まゆり | 2013年12月31日 (火) 17時11分