摘草料理の庵 美山荘
今回の京都旅行のメインは京都花背にある摘草料理・美山荘でのお食事。 何年前になるか、シンガポールにいる時に、おすぎさんが日本に帰ってきて「美山荘に泊まったのよ、素晴らしかったのよ~」と教えてくれました。あれから・・・何年たったのでしょう。約6年位かな・・・シンガポールでHPを開いてみてから、ずーっとここでのお食事を夢見ていました。
京都市内からバスで北に約一時間半。個人では行きにくい場所だし、少しばかり値が張るし、友達も誘いにくい・・・ということでツアーに乗っかっていくことにしました。お馴染み、クラブツーリズム花倶楽部です。
このツアーもまた大満足のツアーでした♪
私は基本自作の旅が好き、でも一人でツアーにひょこっと参加するのも好きです。
だって、とっても気楽なんですもの・・・
But 勿論どんなツアcーでもいいという訳には行きませんがね。
もう美味しく美味しく頂いて・・・いまだ興奮状態です。
だから、他のお寺の紅葉も書きたいけれど、美山荘書いちゃいます♪
あけび茶でございます。
手前の手ぬぐいを膝の上において
銀杏みそ朴葉焼 銀杏をこういう風にして食べるなんて・・・へ~~と、感心しました。
左の御盃に冷酒を頂きました。
丹後の甘口の冷酒が素晴らしく美味しく、すーっと体にしみていきました。
お酒はわざわざ頼まなくても、その後もついで頂いたりして程よく頂けました。
鯉のお造り こりっと身が引き締っています。 京ならではの白味噌の汁
女将がご挨拶にいらっしました。 その佇まい、身のこなし、語りの素晴らしいこと。久しぶりに美しい姿を見せて頂きました。 私、何だか知れないけど涙がじわっと込み上げてきました。人として美しい。自己主張しない身の在り方。そんなことが頭をよぎりました。
女将の前に若女将もご挨拶なさいましたが、こちらも素敵。女優の様なオーラ。隣の男性のYさんなんて舞い上がってましたね~ このYさん、定年後趣味で懐石料理を作られるそうで、勉強になるから前から来たくて来たくて…とおっしゃってました。
心地よい 「お・も・て・な・し」 を経験させて頂きました。
有難く、感謝です。
お料理以上のものを頂いた気がします。
女将が一人一人にお酒を勧めながらご挨拶。
ひとつひとつ 味わうのがとっても楽しかった八寸 川エビの右上の菱の実が美味しかったのに感激 自然の恵みを頂く
お凌ぎ かぶら寿司
口に入れるとご飯の柔らかさが意外でした。 美味しい。
って、どれもこれも最高ですけど・・・
数十分前に道の駅で迷って買わなかったかぶら寿司を後悔していたけど、買わなくてよかった。 帰りの新幹線でたべようかとおもったのです。これを食べたら食べれない!買わなくてラッキー!だった。
子持ち鮎 杉板焼
若女将です
杉板を外すと中には子どもがいっぱいの鮎
れんこん餅 黒皮茸の揚げたもの まい茸 なめ茸 ひら茸 炊き合わせ
山椒についていた匙。 栗の実で作ってあるんだそうです。
なんて美味しい栗ごはんなの~
お腹が・・・いっぱいに・・・
水菓子 柿の上に乗っているのはサルナシの実。
あー、夏に三頭山で見た見た!
とち餅 今年はとち餅にご縁があるのかな? 懐かしいとち餅の味がしました。
お薄で締めくくり
皆の顔がうっとりしています~
お作法の美しい姿を見て、トイレに立った時 足運びを真似てみましたが、ぎくしゃくして様になりません。だめどすね。そういえば、トイレの床がぴかぴかに輝かれていました。
ゆっくり2時間以上かけて頂いたお昼。
もったいないくらいの極上のひと時でした。
また必ず行きます。
今度は春かな・・・春は摘み草料理、本領発揮の季節ですものね♪
巷では 吉兆のお肉がどうのこうのと騒がれてますね。
情けないですね。
数奇屋建築の匠 中村外二(なかむら そとじ)が担当、設計: 吉村順三です。最高のコンビですね。
穿いてらっしゃるのは「たちかけ」という花背の人達の日常着だそうです。今でもおばあさん達は、たちかけを穿いてる人もいらっしゃるとか。着物は短めに来てるの、と言ってらっしゃいました。
高雄のもっと奥の方、花背の里にあります。
一日4組さまお宿もあります。もともとはこのお隣の峰定寺の宿坊だったそうで、今4代目が頑張ってらっしゃいます。
ぜひ、皆さま 浮世を忘れに行きませんか?
古くから愛され続ける美山荘です。詳細はウイキペディアでhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E5%B1%B1%E8%8D%98
摘草料理の庵 美山荘 HPhttp://miyamasou.jp/
では
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